リーダーシップを持てる人、持てない人
- 作者: 伊賀泰代
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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5秒まとめ
ほんの少しでもいい。物事を前に進めてみよう。それがリーダーシップ
居酒屋で「生ビール以外の人いますか?」
会議の初めに「試しにこんなアジェンダでどうですか?」
1分まとめ
- 日本人ビジネスマンには、リーダーシップが決定的に欠如
- 日常生活含めて「そこまで踏み込んで責任を誰が取るのか」という不安を乗り越え、自分で物事を前に進めることがリーダーシップ(大概そこでの責任なんて大したことはない)
- リーダーシップの心構えは、①目標を決める、②先頭を走る、③決める、④伝える
- リーダーシップを発揮する基本動作は、①バリューを出す、②ポジションを取る、③自分の仕事のリーダーを果たす、④ホワイトボードの前に立つ
5分まとめ
日本人ビジネスマンには、リーダーシップが決定的に欠如
- 日本人は、チームに1人リーダーがいればよいという”村社会”的な考えが根付いている。メンバーはリーダーの指示待ちというスタンスが強い
- 自分自身が責任を負うべき部分では、常に自身がリーダーシップを発揮する必要があり、上司/部下に期待する内容を定義すればよい
- ビジネススクールで学ぶべきは、そこでの講義内容よりも、多様性に富んだ人材のるつぼの中で、徹底的な議論を行い、グローバルにビジネスをすることに対するマインドセットを養成することである
日常生活含めて「そこまで踏み込んで責任を誰が取るのか」という不安を乗り越え、自分で物事を前に進めることがリーダーシップ
- 大体において「前に進めること」は歓迎されし、そこで発生する責任など、大したことはない
- 例えば、
- 管理組合の打ち合わせでお菓子が余っているときに「だれか持って帰りたい人はいますか? お子さんお持ちの方は、持ち帰ってください」
- 災害時にタクシーが混雑しているときに「同じ方向に向かう人はいませんか?」
- 二人で話しているときに「ではこういう方向性で、一緒に考えていきましょうか?」
- 毎週の不毛な会議の中で「この会議のやり方は、このように変更してみてはどうでしょうか?」
- パネルディスカッションで時間が無くなって「時間があまりせんので、ここで打ち切りにしましょう」
リーダーシップの心構えは、①目標を決める、②先頭を走る、③決める、④伝える
- ①カリスマ性は不要、「自分はこうしてみようと思う」という方針を明確にする
- ②率先垂範
- ③情報量が少なくとも方向性を宣言する。間違っていればやり直せば良い。試しにいちど決めてみる、というのが重要
- ④くどいほどに言葉でのコミュニケーションをした方が良い
リーダーシップを発揮する基本動作は、①バリューを出す、②ポジションを取る、③自分の仕事のリーダーを果たす、④ホワイトボードの前に立つ
- ①成果にこだわる。間違ってもいいから行動を続けて、貢献を意識する(NO: 新入社員といえども会議での発言ゼロはバリューゼロ。発言することが新入社員のリーダーシップ)
- ②どんな立場であっても「自分はこう思う」と結論を出す(NO: 決めるのは自分ではないではダメ。どんな立場でもリーダーシップを持つ)
- ③自分の仕事の成果を最大化するために、上司含めた関係者をどう活用するか。「私はこれをやるために(上司である)あなたにはこれをサポートしてほしい」と伝えることがリーダーシップ。遠慮することはリーダーシップの放棄
- ④書記という体で、じつは議論のリーダーシップが取れる